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聖エテルドレダ修道女  St. Etheldreda                     記念日 6月23日


 イギリスの有名な聖女のエテルドレダ(聖オードレイとも呼ばれる)は2度結婚した。最初に結婚した夫は5年後に死亡した。2度目に結婚した時、彼女は夫に勧めて兄と妹のような関係を保ったが、12年目に二人は別れることになった。その時、エテルドレダは一生の望みを叶えることが可能になったのであった。二つの結婚の中間時代にも、彼女はエリー島で5年間孤独の生活をしたが、672年に女子修道院と男子修道院を創立して、院長としてこの修道院二つを治めた。

 エテルドレダは、イースト・アングリアのアンナ王の王女として生まれたが、修道女となってからは良質の衣服は着用せず、ただ手織りの物だけを着た。復活祭、聖霊降臨、御公現の大祝日以外は毎日冷水で洗い、病気の時、または教会の大きな祝日を除いては1日にただ1度だけ食事をした。彼女が二つの修道院を創立後7年目に疫病で亡くなったのは679年であった。

 エテルドレダが亡くなった時、彼女の頸にひとつの腫瘍があった。それを彼女は、自分の虚栄心から、ある時、高価なネックレスを首にかけたために神が天罰として私に示したものだと言っていた。16年後に彼女の棺を開いた時、その腫瘍はすっかり治っていた。それで、エテルドレダは、のどや頸の病気で苦しむ人々の守護の聖女として崇められるようになった。